ポエッセイ

                         【紹介文】


エッセイ(随筆)の香り漂うポエム(詩)集。だから「ポエッセイ」と名付けました。
そもそも、詩集を出すつもりが、調子に乗って書いているうちに、アレッ!! これってエッセイじゃないの?という疑問が‥‥

え~い、もういいや。「エッセイのような詩集があったって誰にも迷惑はかけないだろう。」ということで、そのまま出すことになってしまいました。

私が生まれて育った『昭和のニッポン』。そして、急激に変化した『平成のニッポン」。
一見、豊かで平和に見えるニッポンという国の底辺で、潤うことなくもがき苦しみながら必死で生きている人たちに送る応援歌です。

著者の人生の失敗談、もがき苦しんだ経験談、そして昭和の古き良き時代の回想、さらには平成のニッポンで生きることの難しさを綴った詩も‥‥

詩のテーマは 『ニッポン』

スポーツアスリート・音楽アーティスト・政治・災害・人生・ネコ・植物・家族・友人・歴史・食べ物・季節・宗教などなど ジャンルは様々です。

今を必死で生きるあなたへ贈る「ポエッセイ」

黒猫く~ちゃんを忘れない

                         【紹介文】

 著者の父親の死後、わが家に入れ替わるようにやって来た、メスの黒猫とその家族の、2年半に渡る事実を綴った回想録。

 偶然にも同じ運命を辿った父と黒猫を主人公に、このエッセイは当初、黒猫く~ちゃんの死をもって完結するはずでした。しかし、2016年に発生した「熊本地震」を経験したことにより、彼らが残された家族をずっと守り続けていてくれたことに気づかされ、エッセイはさらに2年半延びることとなり、今年やっと完結を迎えたのでした。

 あまりにも似ている父と黒猫の運命。「亡くなった父がわが家に帰りたい一心で、黒猫に姿を変えて帰って来たのかも知れない?」と思ってしまう娘心。長い年月、口も利かずに過ごしてしまったことへの深い反省と後悔。そして、記憶があやふやになって来た父に、私が娘であるとわかるうちに、過去を修復しようと精一杯努めた日々。しかし、結局、わが家で死にたいと言っていた父の意志を尊重してあげることはできませんでした。

 人は長い人生において、必ず家族との別れを経験しなければなりません。理想の死に方なんて無いのかも知れない。でも、自分の親には、やはり穏やかな気持ちで、何の思い残しもなく旅立って欲しかった。そんな家族の気持ちを綴っています。

 そんなわが家に、明るい笑顔の毎日と福を持って来てくれた「黒猫く~ちゃん」。空前の猫ブームと言われる中、愛する猫を生かしてあげる事の難しさ。そして、あまり知られていない

 身近な猫という動物の驚くべき最期の「死に様」を忠実に描いています。彼女が父の初七日にやって来たこと、父が大好きだったコーヒーを好み、父の部屋を好み、最期は父の部屋で息絶えたことを、読者の皆様はどう捉えて頂けるでしょうか。

 「父に守られている。」「く~ちゃんが守ってくれている。」と思えるからこそ、幸せです。という著者のメッセージが込められています。

                                                  

                                     あめりか英語 発音くらぶ 

                                          磯部久美子 著